自宅軟禁をも映像化する反骨心_サンケイエクスプレス
イランを代表するジャファール・パナヒ監督(52)のドキュメンタリー「これは映画ではない」は、2011年3月に友人のモジタバ・ミルタマスブ監督の協力を得て、自宅軟禁中の生活の実態を撮影した作品だ。歯に衣着せない自身の反体制的な言動から当局にいつ逮捕されてもおかしくないパナヒ監督は現状を踏まえ、「何もやることはないが、とにかくカメラを回すことが大事」との思いを作中でにじませている。自宅軟禁の実情を描いた作品は珍しく、緊張感とユーモアにあふれた作風は世界の映画ファンの関心を呼んだ。転んでもただでは起きない反骨心が力強く伝わってくる。
9月21日
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