軟禁中の名匠が危険を顧みず世界へ送り届けた“作品”が訴えるものとは_MOVIE collection
デビュー作『白い風船』(95年)でカンヌ、『チャドルと生きる』(00年)でヴェネチア、『オフサイド・ガールズ』(06年)でベルリン、と世界三大映画祭で受賞経験を持つイランの名匠、ジャファール・パナヒ監督は2010年から自宅軟禁状態になり、20年間の映画製作禁止を言い渡されている。現政権への反対派を支持する活動を理由とするものだ。本作は、マスコミとの接触も禁じられたパナヒが自分の置かれたありのままの現状を活かして作った“映画ではない”作品ということになる。
9月22日
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