『これは映画ではない』ニュースブログ

反体制活動により「20年間の映画製作禁止」となった映画監督、ジャファール・パナヒ。「映画」をつくったら即刻逮捕。だから、「これは映画ではない」。9月22(土)より、シアター・イメージフォーラムにて独占ロードショー!

コメントをいただきました!

『これは映画ではない』今週末からのシアター・イメージフォーラムでの公開を前に、本作への応援コメントが届きましたのでご紹介します。

                         (順不同・敬称略)

 会田誠(現代美術家)

スゲー。途中で監督が言っていた"本当の映画"に、ラスト、ちゃんとなってる。思わず「神 !」と叫んでしまった。

 

柳幸典(芸術家)

題名とは逆説的に『映画』という創作の本質を見事に教えてくれている希有な映像作品である。

 

南條史生(森美術館館長)

検閲によって発言を奪われる。その状況の中で監督でいつづけることの切実さ。監督の語り自体が映画になるとは驚きだ!

 

松江哲明(ドキュメンタリー監督)

驚いた。撮れないモノを撮ってしまった以上、これは「映画」だ。

 

想田和弘(映画作家)

20年間の映画制作禁止処分もなんのその、軟禁された自宅から一歩も出ずにビデオカメラ1台+iPhoneだけで傑作を撮ってしまうこの才能、胆力、実行力。パナヒ監督に脱帽する一方で、政治的混迷期に入った日本の表現者にとっても、彼の受難は全く人ごとではないと戦慄せざるを得なかった。すべての表現者たちよ、この映画、いや、作品を見よ。私たちの自由は、私たち自身で守らねばならないのだ。

 

ピーター・バラカン

タイトル通りのちょっと妙な作品ですが、表現者に対する検閲が厳しい国でこんなことでもしないと言いたいことが言えないわけです。3.11直後の日本のメディアを考えると他人ごとではないと思います。

 

都内ミニシアターでは、このコメントと、トークショーのご案内を盛り込んだコメントチラシも配布中です。ぜひお手にとってご覧ください。

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