実は恐るべき“映像”_STUDIO VOICE
“これは映画ではない”。だからまずは、相も変わらず凡庸な現実(なにしろ東京では何を“表現”しても検挙されることはない。もちろん、その“何を”の中からは当然の了解事項として排除されるいくつかの主題はあるわけだが)を生きている人間としては、政治的理由から軟禁されているという“現実”を、その“現実”に依拠しながらある種のフェイク・ドキュメンタリーとして“映画化”できることそのものに、微かな羨望を覚えないと言ってしまってはウソになるだろう、と凡庸なことを記しておく。
9月28日
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